2023年1月30日〜2月3日の結果

先週末のマーケットは…
・米主要株価指数は揃って下落
・ダウ -0.38%
・ナスダック -1.59%
・S&P500 -1.03%
・米10年債利回り3.526
・VIX 18.33
・米雇用統計は非農業部門雇用者数変化が予想大幅に上振れ 51.7万人(予想：18.5万人)
・米ISM非製造業景況指数も55.2（予想：50.5)と大幅に改善

ドル円は、東京時間で128円中盤を推移していましたが、米雇用統計の結果が予想を大幅に上回り急騰、130円に到達。その後もISM非製造業の結果がポジティブサプライズだったことで1/24の高値131.11を超えて131.19で終えました。
日足は大陽線を作り、週足ではこれまでの下落トレンドの上値線の上でサポートされて反発しているのが確認できます。152円からの下落トレンドの底打ちになるか確認しましょう。132前半を明確に超えてくると134円台を目指してくるとみています。

ユロドルは、FOMCで1.10台に乗せましたが、その後は下げて雇用統計で1.0950辺りから1.08台に急落、引けに向けて下げ幅を拡大して1.0795で終えました。
ピークから2日で250pipsの下落です。元のレンジに戻っているので1.07前半で止まるか確認しましょう。
ドルインデックスも2日連続の大陽線で一旦の底打ちを示唆しています。
https://www.tradingview.com/x/XnN5SR2R/

今回もFOMCから2日で株が下落しました。
米雇用統計の結果が異常値とも取れる数値だったこととISM非製造業指数も大きく改善していることで利上げを続くと判断したのでしょう。
年明けからの上昇に乗っているトレーダーが利確してくると更に下落してくる可能性があるので、この状況を注意深く見ていきましょう。
パウエルさんは会見でデータを見て判断していくと言ってますので、この結果でターミナルレートが5%以上になり、利下げは遠のくというが大方の見方だと思います。
週明けのNY市場がどのように動くか確認していきましょう。

昨晩、日経新聞が「日銀新総裁を雨宮氏に打診」との報道で、GUで始まっています。雨宮氏は、黒田さんの緩和路線を継承すると言われていますが、固辞するとも報道が出ている中、鈴木財務大臣が報道を否定しています。情報がダダ漏れなのがなんともです。
今週10日には政府が日銀の後任人事を打診する予定ですので、引き続きヘッドラインに注意しておきましょう。