2023年7月3日〜7月7日の結果

先週末のマーケットは…
・米主要株価指数は揃って続落
　- ダウ：-0.55%
　- ナスダック：-0.13%
　- S&P500：-0.29%
・米国の10年債利回りは4.070
・VIX指数は14.83
・米雇用統計
-非農業部門雇用者数 (前月比)
結果：+20.9万人
予想：+22.5万人
前回：+33.9万人

-失業率
結果：3.6%
予想：3.6%
前回：3.7%

-平均時給 (前年比)
結果：+4.4%
予想：+4.2％
前回：+4.3％

ドル円は144.05からスタート。東京市場では株価の下落に合わせるように円高に進み、143円台に突入。欧州のオープンで143.00近辺まで下げた後に一旦反発するものの、米雇用統計の結果を受けて143前半から142.07まで急落。そのまま反発せずに週末になりました。
https://www.tradingview.com/x/dk16pZtx/

ユーロドルは、1.0888からスタート。東京市場でややドル買いに進み、1.0867まで下落するもその後は欧州時間で1.0880まで戻して雇用統計待ち。結果発表後、ドル売りに急騰し1.0972まで到達。
https://www.tradingview.com/x/VjhggEgb/

これまで固かった労働市場が揺れ始めました。雇用者数は前月比で大きく下回り、予想も下回る結果。また、平均時給が予想より高く賃金インフレを起こしている可能性が出ています。パウエルさんが一番嫌がるのは賃金インフレの上昇です。一度上げるとなかなか下げることができず、企業業績を圧迫します。
ドル円は145円のピークから1週間で約3円の円高になっています。144円台で買いを誘っていましたし、SNSでも押し目買いと煽っているのが多かったので「またやってんな」と思っていましたが、案の定でしたね。1週間でロンガーの養分を集めて雇用統計で一気に焼き払うというお決まりのパターンです。
142.00を下に抜けると140円までありそうですね。12日の米CPIの予想が3.1%とインフレ鈍化の予想ですから、予想通りなら140円割れも可能性あります。
逆にインフレ鈍化が確認できないと円安に動くでしょう。

日銀が年内までにYCC問題に触れると一気に円高に進む可能性もありますので、日米ともに中央銀行の動向、要人発言に注意しましょう。
今週は12日に米CPIがありますので、EAの再開はそれが終わってからがオススメです。