先週末のマーケットは…
・米主要株価指数は揃って上昇
　- ダウ：+0.84%
　- ナスダック：+1.45%
　- S&P500：+1.23%
・米国の10年債利回りは3.843
・VIX指数は13.59

ドル円は144.74からスタート。東京市場の仲値で145に乗せて、145.08まで到達しました。145円台にはショートのオーダーも多かったのか、すぐに戻されてその後は145円を回復することなく欧州、NYに入りました。要人の口先介入もあり徐々に144円前半まで押されてNYに入るとPCEの結果でドル売りが進み、144.31で終えています。

ユーロドルは、1.0864からスタート。東京、欧州ではドル買いに動きましたが、NYでPCEの結果を受けてドル売り1.0835から1.0931まで約100 pips急騰しました。その後は動きがなく1.0911で終えています。

ドル円が節目の145円に到達しました。しかし、一瞬で頭を打たれて下げています。ある程度、予想できていたことなので、指値を置いていた方も多かったのではないでしょうか。
これで145円以上は介入警戒ゾーンであることがはっきりしました。しかし、介入があったかどうかは今の段階で誰にも分かりませんので「この下げは介入」とは考えないでおきましょう。
本当に介入があったのであれば、結果は70銭しか下げていないので失敗です。
ドル買いがそこまで強くないので、ドル円の上昇は一旦ここで終わるかもしれませんね。
今は、どちらに動くのか様子を見ましょう。

ドル円より注目なのが、ユーロ円です。リーマンショック前の160円をトライしてきそうな雰囲気です。ユーロドルもややドル買いではあるものの下げが強いわけではなく、ユーロ買いが根強い印象です。
一旦、160円まで上げそうな感じですので、その時にドル円は再度145を試すのかに注目しておきましょう。さすがにユーロ円が160円になった場合は、口先、レートチェックなどなど介入する確率が高まるでしょう。
今週は月初で米ISMや米雇用統計が控えています。
https://www.tradingview.com/x/3n2Xhqls/

アメリカの足元の経済は順調に推移しているようですから、ISMや雇用統計で良い結果が出れば、年内あと2回の利上げが早ければ7月のFOMCで実行される可能性があります。そうなるとドル円はもう一度145円を試すのではないでしょうか。逆に結果が悪い場合は円高に急落も考えられます。
少なくとも今はエントリーを積極的にする場面ではないので、裁量をやっている人はご注意ください。