先週末の米主要インデックス は揃って大幅下落

ダウ平均：39,737.26 (-1.51%)
S&P500：5,346.56 (-1.84%)
NASDAQ：16,776.16 (-2.43%)
VIX恐怖指数：23.39 (+25.82%)
米10年債利回り 3.794
https://jp.tradingview.com/watchlists/16022415/

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ドル円

ドル円は149.322からスタート。前日の流れを受けて円高圧力が継続したものの、149.00を割って下抜けする動きが見られましたが、大きく下げることなく148.8で欧州入り。欧州に入っても雇用統計を控えた様子見ムードで149.00を挟んで推移。雇用統計の結果が予想を下回ったことで急落し147.4まで到達。NYに入っても流れは変わらず146.5まで下値を伸ばして終了しました。
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ユーロドル

ユーロドルは1.0790からスタート。東京、欧州の前半は雇用統計を控えて様子見ムード。雇用統計の結果を受けてドル安に急騰し、1.0905まで到達。そのまま1.09台をキープして終了しました。
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金（GOLD）

金（GOLD）は続伸し、2411から2477まで上昇後、2410まで下落して終えました。
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マーケットが大きく下げてボラティリティが上がっています。これからオープンするマーケットも大きく下げて始まることが予想されるため、先に大切なことをお伝えしますので、よく読んでご対応をお願いします。

1）自動売買はOFFにする

ボラが高い時は自動売買をOFFにしてください。理由は、ナンピン型なので一方向に動く相場との相性が良くないためです。たまたまナンピンを重ねて戻って爆益のときもありますが、このようなときは全損のリスクも一気に上昇しますので、自動売買をOFFにしてください。

2）日本株

日本株をお持ちの方も多いと思います。私の個人的な見解を書いておきます。おそらく、今朝の東京市場は大きく下げてスタートするでしょう。これまで日本株は海外勢が為替ヘッジしながら買い上げてきましたので、為替が崩れたことで日本株を一旦利確してくると考えられます。そうなると下落はもう少し続くのではないかと見ています。反発してもその後、再度下げることが下落相場ではよくあるため、下げ止まったと思って買いに向かうのはおすすめしません。落ちているナイフは握らないでください。

3）米国株

雇用統計の結果は失業率の上昇など予想を下回り、これまで堅調だった雇用状況についてFRBのコメントと乖離し始めています。これが一時的なものか、5〜6%と失業率が上昇するかは、今後の内容次第でしょう。9月の利下げはほぼ織り込まれ、1回0.25%のところを0.5%利下げもあり得るので、このまま下落が続くかどうかはわかりません。米国株は、数年に一度このような下げが起こるので、現段階ではそこまで深刻ではないと見ています。この欄でも何度もお伝えしている通り、2023年の下値が今後5〜10年の底値だという見立てに変更はありません。インデックス投資をしている方は、積立（ドルコスト平均法）で購入していれば、下落や為替ヘッジにも耐えているでしょう。よくわからない方は、何度もおすすめしている『敗者のゲーム』を読んでみてください。
4）為替

まず、結論から言います。

ドル円
シナリオA: 145〜146円をキープ→152円まで上昇→突破したら155、160円→天井つけて下落140円→135円
シナリオB: 145〜146円割れ→140円→145円まで反発→突破したら152円または145円から下落→135〜140円

2つのシナリオがありますが、どちらも年末から来年は140円前後で推移すると見ています。160円の水準から考えると円高ですが、130〜140円は円安水準なので、どこを基準に見るかも含めて惑わされないようにしましょう。ドル安トレンドが本格化すると、これまで行き過ぎた円安を修正することは当然です。まずは、目先145円で止まるのか、152円まで戻すのかを確認していきましょう。

5）その他

現在、これらのリスクがあります。米大統領選、地政学リスク（イスラエル問題、ウクライナ戦争）、中国経済の崩壊。私はこの中でも中国経済の崩壊があった場合、大きなショックにつながると見ているため、先週末、アジアの債券（ハイイールド債）だけは決済しておきました。

あくまで私個人の見解ですので、何かを示唆するものではありません。その点だけは誤解なきようお願いします。

VIX指数が25以上になるとかなり危険な水準ですから、落ち着くまでは相場から離れておくことをおすすめします。

その他、ご質問があればぜひこの欄でお寄せください。

それでは、今週もよろしくお願いします。