運用結果

【Monthly Report】Elephant FX Original 2025年3月

Elephant FX Original マンスリーレポートです。

サマリ

Elephant FX Original  2025年3月の運用結果をご報告します。
注):3月5日にEURUSD(sell)にて全損しておりその後再稼働した結果です。
運用資金 300,000円
設定 SF02 USD JPY Long & Short 0.01lots
設定 SF02 EUR USD Only Short 0.01lots
月間利益 ▲215,700円(▲197,014円)
内訳 SF02 USDJPY/Long 34,005円(▲274,364円)
内訳 SF02 USDJPY/Short 27,626円(47,154円)
内訳 SF02 EURUSD/Short ▲277,331円(30,196円)
月利      ▲71.9% (▲65.7%) 
取引回数        267回(225回)
勝敗 185勝82敗(146勝79敗)
勝率            69.2% (764.8%)
プロフィットファクター 0.33(0.43)
リスク・リワード 1.79:1
※()内は、前月の数値
※プロフィットファクター=総利益 ÷ 総損失
※リスク・リワード=平均利益:平均損失
※スワップポイントを含んだ数値
※自動売買システムの設定内容によって若干の誤差が発生します
※利益を保証するものではありません
※経済指標の発表時やボラティリティが高くなることが予想されているときは停止しています

ポジション数別の決済回数

段数/方向 SF02 USD/JPYLong  SF02 USD/JPYShort  SF02 EUR/USDShort
1 22 25 16
2 7 13 6
3 5 7 3
4 2 3 3
5 1 3 1
6 2   1
7 2 1  
8      
9      
10      
11     1

市況概況

3月の世界株式市場は、月の中盤までは下落基調が続きました。これは、米国の関税政策や景気後退への懸念が背景にあり、投資家のリスク回避姿勢が強まったためです。
しかし中旬以降、中国の経済刺激策への期待感や、米景気後退に対する過度な懸念が和らいだことにより、相場は一時回復基調へと転じました。

ところが月末には、トランプ前大統領が4月3日から自動車への25%の追加関税を発動すると発表。これが再び市場に警戒感をもたらし、米景気の先行きやインフレ再燃への不安が広がる中、相場は再び下落に転じました。結果として、月末時点では前月比マイナスで終えています。

なお欧州では、月初に主要株価指数が過去最高値を更新しており、地域差のある動きが見られた1ヶ月でした。

ドル円

ドル円:
2025年3月のドル円相場は以下の範囲で推移しました:

高値:3月3日の151.30円
安値:3月11日の146.54円
月間の変動幅は4円76銭でした。

2025年3月のドル円相場は、月初の3月3日に151.30円の高値を付けた後、徐々に下落基調となり、3月11日には146.54円の安値を記録しました。月間の変動幅は約4円76銭と比較的大きな動きとなりました。

月初、米国の関税政策に対する懸念からドルが売られ、円高が進行しました。中旬には、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内の利下げを示唆したことで、ドルはさらに弱含みとなりました。月末にかけては、米国の経済指標が予想を上回る結果となり、ドルが持ち直し、149円台で3月の取引を終えました。
 (12156)

ドル円週足チャート

ドル円週足チャート

上昇トレンドが終了し、下落トレンドに転換

ユーロドル

2025年3月のユーロドル相場は以下の範囲で変動しました:

高値:3月18日の1.0954ドル
安値:3月3日の1.0388ドル
1ヶ月の値幅は566ポイント(0.0566ドル)でした。

月初、米国の関税政策への不安からユーロが売られ、対ドルで下落しました。中旬、ドイツの大規模な財政出動計画が発表され、ユーロは一時的に上昇しました。月末にかけては、米国の経済指標の改善やFRBの利下げ示唆により、ユーロは対ドルでやや下落し、1.08ドル台で3月を終えました。
 (12160)

ユロドル週足チャート

ユロドル週足チャート

底を売ってドル安方向に上昇中

トレードの振り返り

上記のような市況の中、ElephantFXはどのようなトレードをしたのかを振り返ります。
 (12164)

※推奨設定はSF02 USD/JPYは、Only Longです。
 (12166)

推移

次は月次の推移と資金の推移を見ていきましょう。

月次収支

資金の推移

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実運用開始から82カ月経過しました。
関税問題でボラティリティが高まり、ユーロドルが全損しました。

まとめ

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3月の相場は、関税をめぐる地政学的な不安が再燃したことで、一気にリスク回避ムードが強まりました。特に、トランプ前大統領による4月からの自動車関税(25%)発動表明は、市場心理を大きく冷やし、株式・為替ともに大きく揺れる展開となりました。

米国株式市場では、主要インデックスが年初来高値から10%を超える下落となり、テクニカル的には「弱気相場(ベアマーケット)入り」のサインが点灯しています。AI関連銘柄の調整に加え、米経済指標にもやや鈍化の兆しが見られるなか、投資家心理は慎重さを増しています。

正直、トランプ氏が再び大統領になることで、マーケットにはプラスもマイナスも両方あることはある程度織り込んでいましたが、いざ現実となると、やはり疲れますね…。

今年は、主要インデックスが年間マイナスで終わる可能性も十分にある状況です。であれば、今は無理に取りにいく相場ではなく、「仕込みの時期」として静かにポジションを整えるフェーズだと気持ちを切り替えています。

5月頃に一度大きな調整が来ると予想していましたが、それが2ヶ月前倒しで、しかも想定以上の下落幅でやってきた印象です。ここで無理に逆張りせず、「相場のリズムに合わせて、粛々と付き合っていく」ことが、今の最適解かもしれません。

それでは、また。

なお今後は、米国の金利動向に加え、関税政策の具体化とそれに対する中国・欧州の対応、さらに米大統領選を巡る政治的リスクが、マーケットを左右する重要なファクターとなっていくでしょう。

自動売買システムは、不安定な相場ではパフォーマンスを十分に発揮することができません。
自分で判断し、不安な場合は、落ち着くまでお休みすることも必要です。

それでは、また。

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