【Monthly Report】Elephant FX Original 2025年4月

Elephant FX Originalマンスリーレポートです。

目次

サマリ

Elephant FX Original 2025年4月の運用結果をご報告します。
注):4月10日にEURUSD(sell)にて全損しておりその後再稼働した結果です。
運用資金 300,000円
設定 SF02 USD JPY Long & Short 0.01lots
設定 SF02 EUR USD Only Short 0.01lots
月間利益 ▲138,049円(▲215,700円)
内訳 SF02 USDJPY/Long 79,041円(34,005円)
内訳 SF02 USDJPY/Short 39,333円(27,626円)
内訳 SF02 EURUSD/Short ▲256,423円(▲277,331円)
月利      ▲46.0% (▲71.9%) 
取引回数        327回(267回)
勝敗 208勝119敗(185勝82敗)
勝率            63.6% (69.2%)
プロフィットファクター 0.67(0.33)
リスク・リワード 0.23:1
※()内は、前月の数値
※プロフィットファクター=総利益 ÷ 総損失
※リスク・リワード=平均利益:平均損失
※スワップポイントを含んだ数値
※自動売買システムの設定内容によって若干の誤差が発生します
※利益を保証するものではありません
※経済指標の発表時やボラティリティが高くなることが予想されているときは停止しています

ポジション数別の決済回数

段数/方向 SF02 USD/JPY
Long 
SF02 USD/JPY
Short 
SF02 EUR/USD
Short
1 32 29 25
2 7 3 10
3 7 3 6
4 6 3 2
5 1 2 2
6 3    
7 3    
8 2   1
9   1  
10      
11     1

市況概況

4月の世界株式市場は、月初にかけて大きく下落しました。米国と中国が互いに関税をかけ合う発表を行い、世界経済や企業の業績が悪化するのではないかという不安が一気に広がったためです。

しかしその後、発動予定だった追加関税が90日間の猶予(延期)となることが発表されると、市場は反発し、株価は月の半ばにかけて回復基調に転じました。

中旬には、トランプ前大統領がFRB(アメリカの中央銀行)のパウエル議長を解任する意向があるという報道が出たことで、再び市場が揺れる場面もありましたが、本人が「解任の意図はない」と明言したことで、動揺は落ち着きました。

その後は、アメリカの利下げ期待や、米中貿易摩擦が緩和するかもしれないという期待感が相場を支え、月末にかけて株価は上昇。結果として、4月は前月末と比べてプラス圏で終える展開となりました。

ドル円

ドル円:
2025年4月のドル円相場は以下の範囲で推移しました:

高値:4月2日の150.49円
安値:4月22日の138.88円
月間の変動幅は11円61銭でした。

月初、米国の相互関税発表と中国の報復措置により、世界経済の先行き不安が高まり、ドル円は下落基調となりました。中旬には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が強まり、ドル売りが進行。月末にかけては、米中貿易摩擦の緩和期待や米国経済指標の改善が支えとなり、ドル円は持ち直しました。

ドル円週足チャート

139.5〜150.0の内で推移

ユーロドル

2025年4月のユーロドル相場は以下の範囲で変動しました:

高値:4月21日の1.1573ドル
安値:4月1日の1.0778ドル
1ヶ月の値幅は795ポイント(0.0795ドル)でした。

月初、米国の関税政策への懸念からドル売りが進み、ユーロは対ドルで上昇しました。中旬には、米国の経済指標が予想を下回る結果となり、ドル安が進行。月末にかけては、米中貿易摩擦の緩和期待や欧州経済の回復期待が相場を支え、ユーロドルは高値圏で推移しました。

ユロドル週足チャート

底を売ってドル安方向に上昇中

トレードの振り返り

上記のような市況の中、ElephantFXはどのようなトレードをしたのかを振り返ります。

※推奨設定はSF02 USD/JPYは、Only Longです。

推移

次は月次の推移と資金の推移を見ていきましょう。

月次収支

資金の推移

実運用開始から84カ月経過しました。
関税問題でボラティリティが高まり、ユーロドルが全損しました。

まとめ

4月の相場は、米中の関税問題をきっかけに、株安・ドル安・債券安の“トリプル安”となり、大きく崩れる展開となりました。ドル円は138円台まで下落、ユーロドルは1.15まで上昇し、1ヶ月としては異例の大きな値動きでした。

株式市場も大幅に調整し、主要インデックスはピークから10%以上の下落。一時は弱気相場入り(20%下落)目前まで迫りましたが、ギリギリのところで反転し、下落基調には一服感が出ています。

しかしながら、たった一言でここまで相場を揺さぶるトランプ大統領の発言力には、市場参加者として憤りと不信感を覚えざるを得ません。

例年、4月相場の動きがその年全体の地合いを占うといわれる中、月末にはベッセント財務長官の積極的な発言・姿勢もあり、後半は下支えの動きが見られました。

5月に入り、対中関税問題に進展の兆しが出たことで相場は戻り基調となっていますが、全戻しにはもう少し時間が必要な状況です。

なお、「オリジナル」はユーロドルの急騰によって全損を記録しました。現在のようなボラティリティの高い相場では、無理に手を出さず、落ち着くのを待つという判断も大切です。

当社の自動売買運用も、気づけば開始から7年が経過しました。
これからも、慌てず・焦らず・慎重かつ丁寧な運用を心がけていきましょう。

それでは、また。