先週末ののマーケットは…
・米主要株価指数は マチマチの展開、ダウが90年ぶりに週次で8週連続のマイナス
・米10年債利回りが2.7で推移、VIX指数も29.5
・S&Pが高値から20%超の下落でベアマーケット入り

ドル円は、128.00を挟んで揉み合っています。
5月9日の131.3をピークに徐々に下値を切り下げてきています。週後半には127円割れをトライしてくるとみています。下抜けすると125円まであるので、まずは今の水準をキープできるのか確認しましょう。

ユロドルは反発して1.05後半まで上げています。こちらも5/13の1.035をボトムに反発しています。1.03前半がこれまでの安値の重要ラインです。一旦の反発となるか、再下落するか重要なポイントです。
1.06中盤を明確に上抜けして上昇すると目線変更になりますので、どちらに動くか確認しましょう。

米株が年初来から下落してS＆P500は２０％の調整をしています。
FRBが一番恐れているのは、リセッションで（景気後退）です。
資源高、物価高騰、賃金上昇→消費意欲の低下、企業業績悪化→リセッションになります。これを防ぐためにインフレを徹底して抑制する手段に出ています。
それは換言すると、株価の低下はこの際、無視してインフレを抑制するというメッセージと受け取ることができます。
また、株価は今回のコロナのように金融緩和を行えばいくらでも上げることができるのでインフレが抑制できさえすれば、その後の政策でリカバリーすれば良いと考えているのではないでしょうか。

過去のデータでは一度リセッションに入ると、その期間は1~2年続き、株価は平均で37%下落、その回復に2~3年かかるというデータがあります。
個人的には、この回復の時に改めて米株に投資すれば資産は増えていくのでそのタイミングを狙いっています。
一方でVTI（ETF）は、年間でマイナスだった年が過去21年で4回しか有りません。積立は、ドルコスト平均法でコツコツ積み立てながら、その時を待ちましょう。
https://us.kabutan.jp/stocks/VTI/historical_prices/yearly