先週末のマーケットは…
・米主要株価指数は揃って3日連騰
　- ダウ：+0.66%
　- ナスダック：+1.38%
　- S&P500：+0.94%
・米10年債利回り 4.591
・VIX指数14.91
・米雇用統計の結果を予想を下回る結果

ドル円は、150.43から始まりました。東京市場では文化の日で祝日だったため、小動きでした。上値が重い展開でした。欧州に入っても雇用統計を控えて様子見。米雇用統計が発表され、予想を下回る結果が伝わるとドル売り円買いが強まり149.2まで下落。その後もISM非製造業景況感指数の結果が予想を下回り149.15まで到達。その後はやや戻して149.3で終了。現在149.5で推移しています。

ユーロドルは、1.0621から始まりました。東京市場ではほぼ動きがなく、雇用統計の発表でドル売りが強まり急騰。1.07台に乗せて1.0746まで上げました。日足でも底打ち、反転のサインが完成しています。また、週足でも大陽線で終えています。次は1.07後半から1.08前半のレジスタンスが目標です。

米雇用統計の結果は予想を下回りました。少し大袈裟に反応しているようにも見えますし、修正幅が大きいような感じがします（常に翌月などに修正されています）。これを受けて市場の反応は
・米10年債利回りが急落4.5台に
・株高（グロース株も上昇）
・ドル売り

市場は利上げの終了を意識したのだと思います。FOMCでパウエルさんはハト派なスタンスでしたが、利上げを終了するのは経済データ次第ということは変わらず発言しています。今後、パウエルさんがこの言葉を覆し、利上げ終了を匂わせたら市場はさらに一段高になる可能性があります。
過去を振り返ると強い利上げの後には必ずリセッションが起こりました。今回はインフレの撃退と経済の成長のどちらも市場に大きなインパクトを与えずに対応するソフトランディングの成功の確度が上がっています。

株はインデックスを中心にグロースも上昇してくるでしょうし、為替はドル売りの展開になるとみています。

ドル円は、この流れが継続すれば来年130円に向けて進むとみています。このあたりの分析はまた後日にでもします。

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