先週末の米国主要インデックスはダウ、SP500が上昇、ダウは8日連騰
ダウ：+0.32% 　
ナスダック：-0.03% 　
S&P500：+0.17%
-米10年債利回り 4.500
-VIX指数 12.55
https://jp.tradingview.com/watchlists/16022415/

ドル円は155.74からスタート。東京のオープンで上下したものの155.6〜155.7のレンジ。
GWで151.8円まで下げものを先週は156円手前まで上げました。
道中、介入への警戒感で下げる場面があったものの円安基調に変化はなく152〜160円の半値付近まで戻しています。
今週はこのラインを超えるか、頭打たれるかを確認する週になるでしょう。
https://www.tradingview.com/x/uFn7rQvK/

ユーロドルは、1.0774からスタート。東京市場は小動き。欧州に入ると英国のGDPの発表が予想を上回りポンド、ユーロ買いで上昇。
NY市場ては経済指標の結果を受けてドル買いに進む場面があったものの、すぐに反発。
しかし終わりにかけてドル買いで1.0767で終了。
ECBの議事要旨が公開され4月の利下げを一部のメンバーが容認しているとの報道がありました。
ユーロ圏の経済への影響も考えると利上げはドルよりユーロのほうが早いかもしれません。
そうなるとファンダメンタルではユーロドルは下目線。
今週、米CPIの結果次第で動いてくる可能性あるので注目しましょう。
https://www.tradingview.com/x/YLunTsbN/

先週は大きな経済指標の発表もなく、GW中に比べると落ち着いた相場になりました。
今週は米CPIがあります。インフレ再燃を示すような結果になるとドル買いでドル円は160円を目指す可能性があります。
インフレ抑制が確認できれば、150円方向に進むでしょう。
ロンガーが増えているようなので、一旦ロンガーのロスカットを巻き込んで下げた後に上昇というのがメインシナリオです。
指標発表前後の要人発言、ヘッドラインには注意しておきましょう。

最近の相場についてアナリスト、プロ、インフルエンサーの意見が真っ二つに割れています。
株については、このあと暴落派と上昇派、為替はドル円が200円方向に進む派と130円方向に進む派です。
11月の米大統領選の見方は、どちらもトランプの再選を有力視していますが、そこからの考察が少し違うようです。

個人的にはここ1年以上言い続けていますが、「米国株は昨年（2023年）の安値を５〜10年は割ることがない」という考えから変更はありません。
為替については正直、どちらにも動きそうだなとみています。
わからないというのが本音です。
従って長期というよりは直近の動きを追いかけて上値を切り上げるなら、都度レジスタンスラインを探していき、
下値を切り下げるなら過去のサポートを確認していく作業になると思います。
根拠や理由などがはっきりしている場合は長期視点の見立てに従って運用していくのですが、
それがない場合は、無理に見立てるのは危険です。
人間誰もが自分が一番可愛いので、自身の意見を正当化する傾向にあります。
それがこのような先が見通せない時には致命傷になることが多いです。
わからない時は、分かるところまでの短期の見立てを積み上げて凌いでいくのが投資運用において重要で、
それは大損や退場をしないための自己防衛になります。

ビジネスでも一緒ですよね。短期と中長期のバランスが取れているところが、長く経営を続けています。

それでは、今週もよろしくお願いします。