先週末のマーケットは…
・米主要株価指数は揃って3日続落
　- ダウ：-0.86%
　- ナスダック：-1.53%
　- S&P500：-1.26%
・米10年債利回り 4.918
・VIX指数21.71

ドル円は、149.76からスタート。この日も149.6から149.9までで揉み合っています。150円を超えてくるだけの材料はなく、150円手前で返されています。下も149.6台になるとすぐに反発しているので、介入警戒と米利上げの間で動く相場をアルゴが細かく拾っているという印象です。
来週のFOMCまでこれが続くのか注目しましょう。

ユーロドルは、1.0583からスタート。こちらも1.0600を挟んで攻防が続いています。一旦下げ止まっているようには見えますが、まだ日足ベースで底打ちの形にはなっていないので、こちらも来週のFOMCまで揉み合うことになるのか注目しましょう。

ドル円、ユロドル共に狭い値幅での値動きが続いています。FED Watchは年内据え置きを織り込んでいますが、パウエルさんはインフレが目標の地点まで落ちていないことも懸念しているようですから、上がる前に利上げをして押さえ込むことも選択肢として残している状況です。
来週のFOMCで「利上げをするのか？」、「年内の利上げはあるのか？」などの発言に注目が集まります。加えて地政学リスクの高まりもあるので、裁量されている方は不用意にポジションを立てることを控えた方が良いでしょう。

週末、ゆっくり相場を振り返りチャート分析をしました。
特にGOLDは大きな値動きを伴い、レンジの下限から上限までを往って来いしています。
1950から9日で1800まで落ち、1800から1週間で1950まで全戻し、さらにそこから3日で2000手前まで上昇。10%下げて10%強上げる動きを僅か3週間で行いました。
これをドル円に置き換えた場合、150円から135円に急落して150円を超えて上昇していることになります。
明らかに異常値であることがわかります。しかもほぼ調整なしです。
これではナンピンマーチン型のEAはくらってしまいます。
金曜の値動きを見てもハマスが米国人を解放するというヘッドラインで急落し、地政学リスクによるGOLDの買いが見られます。しかし、金利が高まる状況でGOLDが上昇するなど、従来の相関関係とは異なる動きも見られます。このような不安定な状況が収束するまで、様子見をしましょう。
https://www.tradingview.com/x/XYrF9VMS/

来週のFOMCでパウエルFRB議長がどのような発言をし、相場がどのような反応をするのか確認しましょう。

今起きていることとこれから起こることは過去の延長線上にはない、複雑で答えがないものになります。これは相場だけではなく、世の中全体にも言えるでしょう。
そのような時代の中で答えだけを欲しがるのではなく、自ら動いてまずは問いを立てることから始めていきましょう。