【Monthly Report】Elephant FX Original 2025年7月

Elephant FX Original マンスリーレポートです。

目次

サマリ

Elephant FX Original 2025年7月の運用結果をご報告します。
運用資金 300,000円
設定 SF02 USD JPY Long & Short 0.01lots
設定 SF02 EUR USD Only Short 0.01lots
月間利益 89,762円(215,913円)
内訳 SF02 USDJPY/Long 11,190円(72,007円)
内訳 SF02 USDJPY/Short 46,581円(26,494円)
内訳 SF02 EURUSD/Short 31,991円(117,412円)
月利      29.9% (71.9%) 
取引回数        165回(258回)
勝敗 110勝55敗(174勝84敗)
勝率            66.6% (67.4%)
プロフィットファクター 2.62(2.54)
リスク・リワード 2.80:1
※()内は、前月の数値
※プロフィットファクター=総利益 ÷ 総損失
※リスク・リワード=平均利益:平均損失
※スワップポイントを含んだ数値
※自動売買システムの設定内容によって若干の誤差が発生します
※利益を保証するものではありません
※経済指標の発表時やボラティリティが高くなることが予想されているときは停止しています

ポジション数別の決済回数

段数/方向 SF02 USD/JPY
Long 
SF02 USD/JPY
Short 
SF02 EUR/USD
Short
1 8 25 11
2 3 8 3
3 1 4 1
4 1 3  
5   1 1
6 2   1
7   2  
8     1
9   1  
10      
11    

市況概況

7月の世界株式市場は、月初は米中関係の改善や通商協議の進展期待を背景に小幅に上昇しました。その後、米国のインフレ再加速懸念から一時上値が重くなる場面もありましたが、欧米企業の好決算や米日・米EU間の通商協議での合意、さらに米中による関税措置の一時停止延長などが好感され、下旬には再び上昇基調となりました。

この結果、7月はTOPIX(東証株価指数)をはじめ、ドイツDAX、イギリスFTSE100、米S&P500、ナスダック総合指数などが軒並み過去最高値を更新しました。

米国の主要インデックスの月間騰落率は以下の通りです。

ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average):+ 4.3%
S&P500:+5.5%
ナスダック総合指数(Nasdaq Composite):+  7.9%

ドル円

ドル円:
2025年7月のドル円相場は以下の範囲で推移しました:

高値:7月31日の150.84円
安値:7月1日の142.68円
月間の変動幅は8円16銭でした。

2025年7月のドル円相場は、米経済指標の好調や利下げ観測の後退を背景に、ドルが底堅く推移。月後半には148円台後半から150円台に接近する場面も見られた。米中・米欧の通商協議進展への期待も相場を支えた。一方で、長期的なドル安観測も根強く、上値はやや重い展開となった。

ドル円週足チャート

139.5〜150.0の内で推移

ユーロドル

2025年7月のユーロドル相場は以下の範囲で変動しました:

高値:7月1日の1.1829ドル
安値:7月30日の1.1401
1ヶ月の値幅は428ポント(0.0428ドル)でした。

前半は貿易協議の進展が見られず相互関税25%が意識され、ユーロ安となりました。ECBによる追加利下げ期待もユーロ安要因でした。FRBの独立性をめぐる懸念が生じた際には一時的にユーロ高となりましたが、ECBが政策金利を据え置き、貿易協議が合意に至ったためユーロ安が続き、月間でもユーロ安ドル高となりました。ただし、日銀の利上げ観測が後退したことなどから、円に対してはユーロ高となりました。

ユロドル週足チャート

1.1800のラインで攻防中

トレードの振り返り

上記のような市況の中、ElephantFXはどのようなトレードをしたのかを振り返ります。

※推奨設定はSF02 USD/JPYは、Only Longです。

推移

次は月次の推移と資金の推移を見ていきましょう。

月次収支

資金の推移

実運用開始から87カ月経過しました。

まとめ

7月の世界株式市場は、月初に米中関係の改善や通商協議の進展期待を背景に小幅に上昇。その後、米インフレ再加速への懸念から一時伸び悩む場面もありましたが、欧米企業の好決算や通商交渉の前進が支えとなり、月末にかけて再び買いが優勢となりました。

特に、米中による関税停止の延長、米EUとの貿易合意、日本との通商協議の妥結といった一連の動きが相場を後押しし、S&P500、ナスダック、日経平均、独DAXなど、世界の主要株価指数はそろって過去最高値を更新しました。

為替市場では、FRBの利下げ観測が後退したことからドル買いが進行。ドル円は一時149円台まで上昇し、今後の物価指標やFOMCの動向に注目が集まる展開となっています。

これからの焦点は、8月下旬のジャクソンホール会議、そして9月のFOMCです。金利政策に対する市場の反応はより敏感になっており、引き続きマーケットは流動性と期待の間で揺れ動く状況が続くでしょう。

一方、トランプ政権が発足して半年以上が経過した今も、混乱は収まる気配を見せていません。SNSやメディアを通じた他国や自国要人への攻撃的な言動には、多くの市場関係者が不安と不信感を募らせています。

強硬なリーダーシップが独裁へと変わり、反論を許さない空気が広がれば、民主主義国家としての米国の信用にも影響しかねません。トランプ政権下で市場は常に振り回されるリスクを抱えており、私たち投資家は、少なくとも任期満了までは慎重な姿勢を保ち続けることが求められるでしょう。